昨日、企画財政委員会で審議した議案は、補正予算(防災拠点校となる県立高校体育館への空調整備、県職員手当の増額、県有施設の光熱費増額など)や、パスポート申請手数料の改正について、市町村への事務処理移転について、宝くじの発売についてなどでした。
結局、国からくるはずの物価高対策補助金である「重点支援地方交付金」は今定例会では間に合いませんでしたが、質疑で伺ったところ、埼玉県としては補正に使える繰越金が、今年度あと155億残っているとのことでした。国からの補助金とともに県民生活への支えとなるお金の使い方を2月定例会でも求めていきます。
以下、主に質疑した内容です。
〇パスポート申請手数料が、現行2000円のところオンラインなら1900円、対面は2300円と改正されます。(来年3月24日より)
(野本)パスポートを作る際、窓口で手数料を払う場合、国への収入印紙は現金で払うが、県への手数料はキャッシュレスとなっており、現金とキャッシュレス両方の用意が必要で利便性が向上しているとは思えない。国としてはオンライン申請であれば国への手数料もカード払いができるので、オンライン申請をすすめようとのことだと思うが、現状、オンライン申請をしている人の割合はどれぐらいか?
→令和5年度は11.8%。しかし、現在はオンライン申請でも戸籍謄本は紙で提出するが、来年3月以降は、国のシステムと連携するためオンライン申請ならば戸籍等の提出が不要になり、利便性が格段に向上する。
〇令和7年度埼玉県の宝くじ発売限度額が420億円になりました
(野本)宝くじを県内で買ってもらえば県の税収につながるという意識は、県民にはあまり浸透していないと思われる。当たりくじがよく出ると言われる都内で購入している埼玉県民も多いのではないか。そこで、例えば県内で10枚買ったら浦和レッズのステッカーがもらえるなど県内の売り場、ネット販売も含めて埼玉県で購入することにインセンティブをつけるなどの施策はいかがか。
→今も県HPやSNSで宝くじの売上げは県の税収になることをPRしているが、福井県での先行事例もあるので、費用対効果などを研究していく。
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